2009年05月30日

その疑問はネイティブに理解されるか?

今回はひとつ前のエントリ『ちゃんと伝えるために』の続きの内容にもなっています。

また、以前、『講師の得手不得手を見極める』というテーマで お話しさせていただきましたが、その続きでもあります。


 
まず、次のことをよく知っておいてください。

★日本人の生徒が外国語を学ぶ中で抱く疑問の多くは、日本人と日本語★
★を深く知っている外国人でなければ理解できません。★

  


例えば、西洋系の言語における冠詞の問題です。


冠詞というものを持たない日本語を母国語とする私たちにとって、これを正確に使うには相当勉強する必要があります。

でもこれを逆に考えてみてください。

冠詞を持つ言語を母国語とする外国人講師にとって、それが無い言語におけるそのニュアンスの違いを説明することが、どれほど難しいことか。


  
日本語で「私は会社員です」というのと「私が会社員です」というのでは違いますね。でもいったいどう違うんでしょう。

「が」を使った方がなんとなく普通の言い方じゃないことはわかりますが、かといって「が」を使うと文法的に誤りかというと、そうではなく、「私が会社員です」という表現がしっくりくるシチュエーションはあり得ます。

本物は誰でしょう?ゲーム。4人並んだ人の中で会社員を当てる問題で最後に正解の人が立ってこう言います。「私が会社員です」ここで「私は会社員です」とは言いませんヨネ。

これは「が」の方が自然である場合のほんの一例です。ではこれを、文法的に説明してとか、両方を使うケースを一般化して説明してと言われたらどうでしょう。ものっっっっすごく悩みます。



ネイティブの先生にとって、たとえ母国語のことであっても、それを説明することがどんなふうに難しいかを体感していただけたでしょうか。冠詞を例に出しましたが、もちろんその限りではアリマセン。


  
体感して少しでも理解できたら、これをレッスンの中に活かしたいものです。



★★★
自分の作文の誤り(文法的なものではなく語法、ニュアンスの誤り)を指摘されたら、「どうして間違いなんですか?」ではなく、どういうシチュエーションなら作文どおりの文が自然になりますか?」と聞いてみましょう。

そして、いくつかシチュエーションをあげてもらい、その違いから、何がどう違うのかを”自分で”考えましょう。

なるほど、こうかな?と、感覚的に掴めたら、今度は自分でシチュエーションを考えて、それを先生に伝え、自分の理解が正しいかどうかを検証しましょう。
★★★
posted by みりあ at 07:56| Comment(26) | TrackBack(8) | 講師のこと

2009年04月29日

ちゃんと伝えるために

セミプライベートの場合、レッスンの中で何度か発言する機会があると思います。先生に回答を求められてそれに答える、とか、何かのテーマについて話すように言われた場合ではなく、自発的な発言のことです。


自発的に話すことなんて無い!・・・という方、外国語を学ぶクラスでそれはちょっと寂しいですね。アナタだけがそうだとしたら、そこは自分を鼓舞してがんばった方がいいですヨ。もしも、クラスの生徒みんながそうだとしたら、それはひとつには先生の側に問題があるのかもしれませんね。生徒同士で一度話をして、先生に改善を求めるとか、事務局の人に相談するといいと思います。


さて、自発的に発言することを前提として

それがどういう種類の発言なのかを自分でも区別して、先生にも伝わるように工夫しましょう。

別の人の話への相づちなのか、話を聞いていて思い浮かんだことを聞いてもらいたいのか、それとも質問なのか。


まだつたない外国語で話す場合、肝心の言いたいことを伝えるのもままならないわけですが、それ以上に、どういう意向の発言なのか、これがなかなか伝わらないものです。

ネイティブの先生に「何を言ってるかわからない」と思われてしまう理由の半分はここにあります。


では、どうするか。  

工夫すべきことはいろいろありますが、手っ取り早いのは話し始めの言葉を間違わずに選ぶことです。


質問であれば必ず、「質問があります」「質問していいですか」の一言を。話を聞いてもらいたいなら、「思い出したことがあります」「ちょっと話してもいいですか」「聞いてください」と言いましょう。
「聞いてください」は日本人が話を始めるときに言う「ねえ」とか「あのね」にあたるとても自然な言葉です。


さらに、質問である場合は、その質問の大まかな意図を先に伝えます。欧米系の言語では文法的にもその語順のはずです。

「もう一度言ってください」 「どういう意味ですか」 「…は何と言いますか」この辺は皆さんすでに大丈夫と思いますが

「…と言っても通じますか」の場合は、まず「通じますか」(あなた達はわかりますか?)「…と…はどう違いますか」だったら「どう違いますか」

その冒頭の部分だけは、もたつくことなく、噛まずにスラッと言えるようにしておきましょう。
posted by みりあ at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 授業を変える

2009年04月20日

イメージ検索

辞書にも載っていない、Google検索でもウィキペディアでもよくわからない、そんなときに、Googleのイメージ検索を使ってみると、画像からパッとわかることがあります。


例えばフランス語の"ramequin"。ラメキンと読めれば、グッズ系に明るい人はご存知かもしれませんし、"ラメキン"で検索すればなんのことかはすぐにわかると思います。

実はこれは、ココットやお菓子を作るときなどに使う耐熱容器の一種なんですが、チーズを使ったお菓子そのものの名前でもあります。

こういう説明を文字で読むのもひとつですが、そこに画像があれば、一瞬で何のことかわかるので便利ですヨ。


ワタシの場合は、イタリア語に翻訳する日本語原稿に出てきた「鹿の手洗い」というのが、最初なんだかわからず、「鹿型のトイレなのか」とか「鹿が自分で手を洗うのか」とか、とっても困ってしまったのですが、イメージ検索すると奈良の春日大社に鹿の像のある手洗い場があることがわかりまして、前後関係とも一致して、これだー!って、いうことがありました。


ちなみに、今、検索してみたら、文字検索でも写真を載せているブログが出てきました。この人、もうちょっと早くこの記事を書いていてくれたら、あのときあんなに悩まなかったのになー。
posted by みりあ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットを使う

2009年04月11日

最初が肝心

セミプライベートのクラスで、生徒同士が遠慮しあって、発言順を譲ったり、わかっていても言いづらそうにしたり、そういう場面がよく見られます。逆に一部の比較的できる生徒が仕切ってしまうケースもあるようです。

私たち日本人の社会では遠慮し合うのは美しい姿でもあるのですが、ここはやはり、学習効果をより上げることを第一の目的として考えると、他の人はさておいても、自分だけは人のペースに左右されることなく、レッスンを100%吸収したいですよネ。

  
まず、できるだけ早いうちに、クラスの中で発言できるポジションをゲットしましょう。


講師は何も意図して生徒を分け隔てするわけではありませんが、自分が誘導したいレッスンの方向にうまくハマる回答をタイミングよく出してくれる生徒がいれば、それはとても助かるもので、どうしてもその生徒に向けて話を振ることが多くなったりするものです。

そういう意味で、最初のレッスンで楽しくやり取りできると、2回目以降に会話のチャンスが増えます。


ではどうやって最初のレッスンでブチかますのか。それはですね…


自己紹介をしっかり練っておくこと。デス。


1回目の顔合わせ、まず間違いなく自己紹介をしますよね。

これまでの自分の総力を込めて、まず作文しましょう。名前や年齢、出身地、仕事、その言語の母国に行った経験、学習の動機、学習歴。
何を聞かれてもだいたい答えられるようにしておきます。
  
もちろん間違えてもかまいません。
先生が求めるものは、正しい回答ではなく、タイミングのよさなんです。間違いがあれば、それを指摘することも先生の重要な仕事ですから、間違うことは、先生にいいパスを出すのと同じ。むしろ間違えて正解。


逆に、ここでできすぎたら、後で困るんじゃないかって?


はい、そこは困ってください。

最初にゲットしたポジションを何とかキープしようと、必死になってください。必死に毎回予習をし、復習をしてください。


プライベートレッスンを受ける人もやはり最初は大切です。
典型的な受け身な日本人の生徒だと思われると、自分の好き勝手にベラベラ喋りまくる講師が、残念ながらいますからね。


セミプラでもプラベでも共通に言えることは

自分が用意した自己紹介の作文を文法的にちゃんと訂正してもらうことです。少し難しい表現に挑戦した場合、それで通じたとしても、それが果たして本当に、母国語を話す人の表現なのかどうか確認し、違った場合は、先生なら同じ内容をなんと表現するのか、そこまでちゃんと教えてもらいましょう。

これは自己紹介に限ったことではアリマセン。
これからも何度も書くことになると思いますが、それだけ大切なことです。
posted by みりあ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 準備をする

2009年04月04日

プライベート?セミプライベート?

学校を決めるのと同じくらい悩むのが、プライベートクラスにするか、セミプライベートにするか、です。
予算があるからプライベートはあり得ない、とか、人見知りだからプライベート以外考えられない、と、まったく悩むつもりのない方もいるとは思いますが、

ここはまず、習得のための効果を第一に考えて、ぜひ悩んでいただきたいです。



教える側としては、きちんと学んでもらうにはやはりプライベートだと思います。

日程や時間帯の調整がとりやすく、生徒さん一人一人にあわせて臨機応変に授業を組み立ててゆくことができるからです。


学ぶ側としても、疑問に思ったことは気兼ねなく質問できるし、それがずっと前に習って自分が忘れてるだけだとわかっていても、恥ずかしさを感じなくていいですよね。
そして、わかるまで同じ単元を何度でも繰り返し教わることができます。


一方、セミプライベートの最大の利点は、他の人の会話や質問を聞けることにあります。


人間誰しも、思い込みがありますから、文法でも語法でも、誤って覚えてしまったまま何の疑問も感じていない、なんてことはフツーにあるもの。

セミプライベートのレッスン中に他の人の言ったことが、あ、今の、文法違う、と思ったのに、先生は指摘しなかった、なんてとき、まさにこれは学習のチャンス!

その場で、今の、間違いじゃないんですか?なんて聞かなくても、そこはすかさずメモっておいて、終わってから先生を呼び止めて質問するか、あるいは後で自分でテキストなどを確認しましょう。


また、他の人がした質問はしっかり聞きます。自分が気付きもしなかったことかも知れませんし、逆に知ってることなら、今度は先生の答え方に耳を傾けましょう。


だから、自分の番が終わったからといって休んでいてはダメですヨ。




但し、学校は、セミプライベートをなるべく開講したいので、少々強引にクラスを作ってしまうことがありますし、また、熱意の違いで、やっている間にどんどん差が開いていってしまうこともありがち。

そんなとき、自分より低いレベルに入ってしまっても、高いレベルに入ってしまっても、折れないハートを持ち続けられる、という方は、ぜひセミプライベートを選んでください。少々のレベルの違いは、先ほど書いた方法をきっちり実践することで、逆に利点にもできます。



セミプライベートでひとつ問題があるとしたら、それは元々のお友達同士で同じクラスに入ることです。

これね、ワタシのところにも、お友達同士で来てくださっている生徒さんがいらっしゃいまして、ちゃんと授業が成り立っています。だからここではあくまで一般論として。


お友達同士、まったく同じレベルで同じペース、同じ目的、というのは、まずあり得ないです。必ず、どちらかがどちらかに合わせることになります。
それって、お金をかけて勉強するたき、どうでしょう?

本当はもう少し早く進みたい、本当はもっと聴き取りの練習を多くしてもらいたい、そんな希望も、他人同士のクラスなら、先生や事務局の人に相談すればいいでしょうが、お友達がいるとそうも行きません。

仲良し同士、楽しい時間を過ごすことが第一の目的ならいいですが、やっぱりちゃんと学ぶんだ、という方は、一度よく考えてみるといいですヨ。



プライベートもセミプライベートも、それぞれに利点があり、欠点がありますが、どちらも、受講する皆さんの心構えで変わってきます。ご自分の目的、性格とよく相談して、どうぞ、料金や通う都合だけで決めてしまうことのありませんように。
posted by みりあ at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境を整える

2009年03月20日

掲示板やフォーラム

無尽蔵の知識の蓄積を利用できるインターネット。これを利用しない手はありません。


今回は掲示板あるいはフォーラム(その1)です。  


皆さん、そういう場所にハンドルネームを使って書き込んだりしたことはありますか?

書き込みしたことはなくても、ロムった(註)ことのある人はわかると思いますが、交流を目的とした掲示板やフォーラムは、フリートークを交わす場なので、文字でのやり取りではあっても、会話そのものなんです。

会話そのもの… 会話がそのまま文字になって固定されているわけです。

ホラ、語学学習者にはこの上なく魅力的ではないですか!?


会話クラスに通っても、交わした会話はどんどん流れて記憶からこぼれ落ちていってしまうけれど、文字となって固定されていたら、ゆっくりじっくりと勉強できますよネ!

人の会話を覗き見するわけですが。


まあね、それだけに、口語表現のアラシであって、辞書に載っていない言葉や言い回しがバンバン出てきますし、若い人の集まるところだと、そのときの流行り言葉やいわゆるスラングがいっぱいだったり、お下品だったり…ちゃんと選ぶ目は必要かもしれません…


でもそういうのも含めて、とっても面白い世界デス。


ご自分の学習している言語、その国の人の集まる掲示板やフォーラムを検索して、覗いてみて下さい。


次回はこのテーマ、その2。より楽しく覗き見する話です。



(註)ロム Read Only Memberの頭文字ROMで、発言をせず読むだけの
      人のことです。
posted by みりあ at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットを使う

2009年03月14日

給付金制度は利用すべきか

いろんな学校が給付金コースというのを設けています。これは、厚生労働省の教育訓練給付金制度に認可されたコースで、定められた期間に規定のプログラムを受講し、一定以上の成績を収めたら、受講料の一部(現在は20%、上限10万円)が給付されて戻ってくるというものです。

同省の説明によると、働く人の主体的な能力開発の取り組みを支援し、「雇用の安定と再就職の促進を図る」ことを目的とした「雇用保険の給付制度」。

ですから、誰でも利用できるわけではなく、まず資格があるかどうかを確認しなければなりません。私などは資格アリマセン。

  詳しくは下記同省のサイトを見て下さいネ。
  http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/anteikyoku/kyouiku/index.htm
  (もしくはこの制度を扱っている様々な学校のサイトにも説明があります)



資格があるとして、では利用すべきかどうか。



最終的に受講料が安く上がる、というのは間違いなく魅力です。数年前までの給付額は40%、上限20万だったので、それに比べるとショッパイ時代だなーって感じですけど、それでも私はどんどん利用すべきだと思いマス。

但し、冒頭にも書いた通り、「定められた期間」に「規定のプログラム」を受講し「一定以上の成績」を収めることができなければ、お金は戻ってきません。


これが結構キツめの設定だったりするんですヨネー。



学校側の事情はこうです。


給付金コースとして厚生労働省に認可されるには審査がありまして、学校はまず、プログラム、教材、試験を提出するんです。すると国の方から、あとこれだけ整備して、期間はこんだけにしなさいねって通達が来て、それに従えば晴れて認可されます。




私が関わっているベリタリアという学校の通信講座の場合。



既存の入門及び中級のコース内容を提出したところ、プログラムとテキストの内容に問題はなく、あと最後に口頭の試験をプラスして、全部終える期間を10ヶ月にしろと言われました。

そのため、通常の入門及び中級の通信講座はそれぞれ2年以内、両方で4年かけてじっくりできるところを、その全部を10ヶ月でやらなければならないという、超ハードなコースになりました。

だから初級前半の方にはお薦めしません。できれば初級後半から中級の方に、更なる理解とステップアップを目指して利用していただければいいなと思ってます。でも、そういう方にとっては、今度は入門の1からやらないといけないというところがネックになります。

なかなか難しいですね。

それでも、復習を通して自分の知らなかったことにも目を向けつつ使っていただければ必ずやお役に立てるという自信はありますケド。


      ご興味ある方はこちらをどうぞ↓
      http://homepage3.nifty.com/miglia/info2.html


  

ここからは一般論として。

給付金コースというのは、このように、制約が多く、不自由なマイナス面はあるんですが、逆に言えば、短期集中で必至にならざるを得ない状況に立たされることで、通信講座のように独学でも、モチベーションを上げてがんばるには非常にいいツールでもあります。



特に語学の場合、もとより詰め込みがひとつの有効な方法とされますからね。上にご案内したページにもありますが、始めたら間隔をあけずに詰め込んで、ある程度のレベルまで早く行ってしまうのが成功の秘訣。


この意味でも給付金コースはやっぱりお薦めなのです。



今号の内容は私の関わる通信講座の給付金コースに関してです。ちょっと宣伝みたいになってしまってスミマセン。

他のいろんな学校の、例えば会話クラスの給付金コースだと、また違うケースが多々あると思います。せっかく新しく検討するのであれば、一度調べてみられてはいかがでしょうか。そして、その際は、内容がどの程度ハードなのか、どうぞしっかり確認してくださいネ。
posted by みりあ at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境を整える

2009年03月09日

外国語でメッセージ


年賀状やバースデーカードにちょっと勉強している外国語を入れてみたいと思う人は結構多いのではないでしょうか?

"A HAPPY NEW YEAR!"は今や小学生でも使いますが、(Aがつくことの正誤については未だ議論されてます)それ以外の言語でちょこっとメッセージが入れられたらカッコいい!って思いますもんね。

そんなときにもネットが使えます。

イベント名と「メッセージ」という単語を調べたい言語にしてGoogle検索してみてください。
例えばクリスマスに寄せるメッセージをイタリア語で調べたいのなら、クリスマスという意味のイタリア語「natale」とメッセージという意味のmessaggioで。

出てくるサイトはほとんどすべて投稿形式なので、書いているのは素人で、本来その言語を母国語とした人が、気の利いたフレーズを探すために利用
するものです。
中には奇をてらったものもありますし、もしかすると文法間違いが含まれていたりするかもしれません。それでも参考にはなりますし、読んでいるだけでもなかなか面白いものです。


メッセージで出てこなければ、「イベント名+SMS」の検索でもオッケーです。SMSはもちろんショートメッセージサービス。SMSで送るためのメッセージ案がいろいろと出てきますヨ。
posted by みりあ at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットを使う

2009年03月05日

講師の得手不得手を見極める


ネイティブでも日本人でも、講師は自分の得意なことを教えたがります。これはもう当然のことで、逆に、不得意なことは人間誰でも避けたいですよね。

講師たるもの、不得意があっていいのか、と問われると、理想を言えばまったくそのとおりで、何でも答えられるべきだとは思います。でもそうではないのが事実です。



ちまたにあふれる語学学校のネイティブ講師の大半は、自分の母国語を、専門知識なく教えています。日本に来て、初めて母国語のテキストなるものを手にとって、彼らもまた勉強の毎日なのです。

私たちだって、ある日突然、外国人に日本語を教えて、と言われたら、コレ、困りますヨ。「下一段活用」とか、国語で習ったの、覚えてますか?

もちろん、そこはなんと言っても母国語なので、テキストを読めば、ああそうか、と、頭には入ります。外国語を勉強しようというのとは違います。だから、文法知識はなんとかなると思いマス。



ここまでのことさえちゃんとできていない講師は論外と言いたいところですが、そうとも言えないんですね、これが。

お喋りする時間が持てればいいという生徒の場合や、逆に、どんな人からでも学べる技術を持つ生徒の場合(そうなりたいでしょ?努力次第でなれますヨ)、ネイティブはネイティブであるだけで、ある程度授業ができてしまいます。



こういう講師が良い、これは悪い、と、一概に言えないんですね。結局またも、学ぶ側の目的如何。


そこで、冒頭に書いたようにどの先生も必ず持っている不得意、これを早
くに見抜きたいものです。
自分の質問にきちんと答えが返ってこない、と思ったら、それは質問の仕方が悪いか、あるいは、講師の不得意分野かのどちらかです。講師の方から「自分では分からない」と言ってくれればいいですが、そうでなければ、同じ質問を別の先生にしてみることで確認できますね。


一口に外国語の勉強と言っても、それは文法だけでなく、語法や言い回しだったり、文の書き方、訳し方、切り口は様々です。


自分の知りたいことを得意としている先生に教わるのが早道ですから、知りたいことがいろいろあるのなら、分野事に先生を変えるのも手段です。
posted by みりあ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境を整える

2009年03月01日

Google

無尽蔵の知識の蓄積を利用できるインターネット。これを利用しない手はありません。



「ネットを使う」今回は検索エンジンGoogleです。

外国語で作文したものは、ネイティブの先生に添削してもらうのがベストですが、その前にまず自分でできるだけ調べることも重要です。英語の場合は、辞書も随分たくさんの種類が存在しますから、それほど不便はないかもしれませんが、それ以外の言語の場合、例えば、使おうとしている単語が本当に自分の使いたい意味なのか、とか、この形容詞は人間に使えるのか、とか、こんな言い回しを本当にするのか、など、辞書の情報だけでは解決できない疑問を、ある程度解決してくれる、それがGoogleです。


例えば、「私はベストを尽くした」という英語は、"I did my best."ですが、これをそのままイタリア語にして、"Ho fatto mio meglio."で検索すると、今の時点でたったの5件しかヒットしません。あれ、冠詞が必要だったっけ、と思って"Ho fatto il mio meglio."としてみると、493件。まだなんか少ない感じ。正しくは"Ho fatto del mio meglio." と、部分冠詞を必要とします。これだと14,300件のヒットがありました。まあ、これは辞書にも載っている熟語ですけど、自分で考えたフレーズを””で括って検索してみて下さい。どの程度使われているかがわかります。

もちろん、母国語を正しく使っていない人も中にはいますし、ヒット数があるからといって一概に安心はできませんが、ある程度の裏付けにはなりますし、それを元に、ネイティブの先生に質問をすれば、おそらく知りたかった本当の表現を教えてもらえるのではないかと思いますヨ。
posted by みりあ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットを使う